ガス会社2016/10/05

北海道のガス料金は高い?北海道の都市ガスとプロパンガス料金。

北海道のガス料金は関東の1.5倍?

北海道のガス料金は、全国的に見ても高い傾向にあることをご存じでしたか?これは都市ガス、プロパンガス両方に言えることであり、特に関東圏と比べるとプロパンガス料金は2倍の価格差になることもあるようです。そこで、実際にガスの価格を比較してみましょう。

都市ガスの価格

北海道の都市ガス事業者である北海道ガスの一般料金を見ていくと、月の使用量が15立方メートルまでのA表において、2016年8月検針分のガス料金は基本料金が928.8円、従量制料金は単位あたり171.54円です。(1)

ちなみに東京ガスのガス料金は、同程度の使用量を想定しているA表で基本料金が745.2円、従量制料金は単位あたり125.95円となっています。(2)東京の都市ガスに比べて、北海道の都市ガス料金は基本料金で約25%、従量制料金単価で約36%高いという結果になりました。

プロパンガスの価格

次にプロパンガスの価格です。北海道の道央地区において、プロパンガスの平均価格は基本料金が1,971円、従量単価が706円です。(3)プロパンガスは全国平均が450円から500円の間といわれることが多いですから、やはり割高な印象を受けます。

一方、東京地区のプロパンガス平均価格は、基本料金が1557円、従量単価が479円というデータがあります。(4)東京地区はプロパンガス事業者の数も多く、競争が発生して価格が安くなっていることが特徴。東京にくらべると北海道のプロパンガス料金は、基本料金で約27%、従量単価で47%割高という結果になりました。

都市ガス、プロパンガス双方で北海道のガス料金が割高であることがわかりました。特にプロパンガスは東京の5割増しという結果ですから、驚かれる方も多いのではないでしょうか。ちなみに、北海道のプロパンガスは単価が1,000円を超えるケースもあり、暖房としてガスを使用しているとかなり高額な光熱費になってしまう可能性があることも知っておきましょう。

電気料金同様に価格競争が起きる?ガス自由化のお話。

北海道のガス料金と東京のガス料金を比較してきましたが、電気料金と比べても価格差の大きさが際立ちます。2016年4月に電力自由化が実施された電気料金では、プランごとや時間帯ごとの価格差はあっても、地域によってここまで大きな差は出にくいと言えます。

それは大手10社による独占体制が崩れ、全国的に電気料金プランが増えたことで競争が発生し、価格とサービスがブラッシュアップされているためとも言えるでしょう。このような電気料金と同様の動きが、ガス自由化後のガス料金にも起こりうるのです。

2017年のガス自由化は、電力自由化と並んでエネルギー業界の大きな規制緩和と言えるでしょう。特に一般家庭にとってはインパクトが大きく、ガス自由化の前後で契約できる業者の数が一変することも考えられます。

特にプロパンガスを使用している地域では、ほとんど選択肢がなく、明らかに割高なガス料金であっても契約せざるを得ない状況がありました。このような地域間格差をなくす意味でも、ガス自由は非常に重要なイベントと言えます。

北海道のような寒冷地では、電気よりも火力の強いガス器具を使うシーンが多いと考えられますので、ガス自由化による恩恵があるのではないでしょうか。中でも都市ガスの供給が受けられない地域では、プロパンガスの価格低下が生活費に及ぼすインパクトは大きいと予想されます。 2017年のガス自由化で地域間のガス料金格差がどこまで縮まるのか、注目していきたいところですね。

「ガス会社」の人気の記事

この記事を見た方はこちらも見ています