電力自由化2016/07/12

【プラン比較】JCOM vs 東京電力!どっちがお得なの?

はじめに

JCOMはオンデマンドサービスを手掛ける企業ですが、2016年の電力自由化で個人向け電力市場へと参入を果たしました。今後はオンデマンドサービスで培ったノウハウを個人向け電気料金プランの普及に活かすようです。ではJCOMの新電力『JCOM電力』が提供する電気料金プランは、果たして大手電力会社と比較してお得になるのでしょうか。今回は東京電力からの乗り換えを想定し、2社を比較していくことにします。

JCOMとは?

JCOMとは家庭向けオンデマンドサービス、ケーブルテレビのブランドであり、2016年4月の電力自由化完全実施を受け、新電力として電力市場に参入しています。国内外のさまざまな番組を独自回線を通して提供するほか、インターネットサービスや電話サービスなども展開中です。

提供しているJCOMはどんな会社?

JCOMを展開しているのは株式会社ジュピターテレコムという会社になります。JCOMはあくまでブランド名という位置づけです。設立は1995年で、売上高はグループ全体で5,183億円に上ります。(1)従業員数は14,217名と非常に大規模で、電力自由化後の新電力の中でも経営基盤は安定していると言えるでしょう。

JCOMのプラン名の紹介

JCOM電力では『JCOM電力家庭用コース』を設けています。さらにこの家庭用コースの中でも一般家庭向けの『JCOM電力家庭用コース従量B』と、小規模店舗向けの『JCOM電力家庭用コース従量C』が存在しており、用途によって契約コースの選択が可能です。

JCOMと東京電力の違い

JCOMと東京電力の最も大きな違いは、本業が電力事業であるか否かという点になるでしょう。前述したようにJCOMはケーブルテレビ事業を柱としたサービスを展開しており、一般家庭向け電力事業は本業ではありません。また、従量電灯契約についても電力量料金に大きな違いがあります。

JCOMと東京電力従量電灯Bの違い

JCOMと東京電力の従量電灯Bを比較すると、契約電流10Aから60Aまでの各段階で基本料金は全くの同額です。ただし、電力量料金に大きな違いがあります。この電力量料金にJCOM電力の東京電力への対抗意識が強く表れているのです。

料金表の違い

東京電力の従量電灯B契約では、電力量料金が以下のように設定されています。 東京電力(2) 120kwhまで……1kwhあたり20.68円 120kwh超300kwhまで……25,08円 300kwh超……27.97円

一方、JCOM電力の家庭用コースでは、この電力量料金部分に独自の設定があります。 JCOM電力(3) 120kwhまで……東京電力単価×消費電力量×99.5% 120kwh超300kwhまで……東京電力単価×消費電力量×99% 300kwh超……東京電力単価×消費電力量×90% このように東京電力の電気料金プランよりも必ず安くなるような料金体系を採用しているのです。この方式ならば、東京電力の単価がいくらになろうとも、必ずJCOM電力の電気代が安くなります。新電力として、東京電力との顧客獲得競争を意識している証拠と言えるでしょう。
計算結果

では具体的にどの程度安くなるのかを計算してみましょう。契約電流40Aで月間の消費電力量を500kwhと仮定した場合、電気代はそれぞれ以下のようになります。

東京電力……約14,149円 JCOM電力……約13,491円 300kwh超の電気代が10%引きになることで、月当たり約650円の差額が生じます。年間で考えると7,800円ですので、それなりの金額になりますね。
こんな人はお得!

消費電力量が300kwhを大きく超えるような世帯では、JCOM電力の従量電灯Bが威力を発揮するでしょう。電気を使えば使うほど、東京電力よりもお得になるので、世帯人数が多い家庭やペットが多い家庭にはおすすめです。

JCOMと東京電力のポイントの違い

JCOM電力では一般家庭向け電気料金プランに、ポイント制度を導入していません。一方東京電力では、電気代に応じてTポイントを付与するサービスを展開しています。

こんな人はお得!

東京電力のTポイントは、電気代1,000円につき5ポイントが付与されるので、日常的にTポイントを使う方であればお得になります。ただし付与率は0.5%ですので、電気代の差額とよく比較検討する必要があるでしょう。

JCOMと東京電力の電源構成の違い

JCOM電力では現時点で電源構成を開示していません。一方、東京電力では年度単位で電源構成を開示しています。

電源構成の違い

東京電力の電源構成は、LNG45%、原子力19%、水力15%、石油16%、石炭火力5%となっています。(4)原子力のイメージが強かった東京電力ですが、東日本大震災後は原子力の比率を落とし、LNGの比率を高めています

こんな人は要チェック!

自分が契約する電力会社の電源構成をどうしても知りたいという方でなければ、JCOM電力の電源構成も気にならないでしょう。しかし東京電力のように詳細な電源構成を求めるのであれば、この点は要検討と言えそうです。

JCOMと東京電力のセット割の違い

JCOM電力では、電気料金プランに電話・インターネット・ケーブルテレビのセットを組み合わせた『スマートお得プラン電力セット』を提供しています。一方、東京電力はLPガスとの提携を発表している以外に、特段目立った動きがありません。

セットになるサービスの違い

JCOM電力は本業の強みを活かし、電話・インターネット・ケーブルテレビといった家庭内の通信にまつわるサービスを組み合わせる一方、東京電力にはこのような自社サービスが存在しないため、今後の外部との提携に期待したいところですね。

こんな人はお得!

JCOMが提供するケーブルテレビサービスを利用するのであれば、JCOM電力のセットプランは魅力的なプランであると言えます。通常よりも割安な価格でこれらのセットサービスを利用できるほか、電気代も削減できますからね。これからケーブルテレビの導入を考えている方にはおすすめのプランです。

JCOMの特典(上記以外にあれば)

JCOM電力では関東圏向けのキャンペーンとして、戸建限定の割引を提供しています。なお、2016年8月31日までの申込に限られていますので、注意が必要です。

こんな人はお得!

関東圏で戸建て住宅にお住いの方には嬉しいキャンペーンではないでしょうか。総額で12,000円もの割引が発生するキャンペーンですので、これからJCOMへの乗り換えを考えている方は、要チェックです。

JCOMと東京電力の契約・解約条件

JCOM電力と東京電力にはそれぞれ解除時に条件があります。どちらも特定の期間内に解約しない場合は、 解約金が発生するケースがありますので、注意が必要です。

契約や解約条件の違い

東京電力ではプラミアムプラン契約時、つまり2年単位での契約時において解約金が発生する場合があります。一方、JCOM電力ではサービスの変更、解約に一律解約金が発生するようです。JCOM電力ではサービスの解約時に、解約撤去費という名目で2,000円もしくは6,000円の解約料が必要になります。(5)また、電力契約の変更に関しては一律3,000円の手数料が必要です。(5)しっかりと認識しておくようにしましょう。

東京電力からJCOMへの変更方法

東京電力からJCOM電力へ切り替える場合、まずJCOM電力に対して契約の意思表示をします。その後JCOM電力側で東京電力の契約を解除する流れになりますので、そのままJCOM電力への契約切り替えを進めていくことになります。

注意点

切り替えにあたってはいくつかの注意点があります。事前にしっかりと確認し、電気料金の切り替えが失敗に終わることのないよう注意してください。

供給エリアを確認する

供給エリア外になってしまうと、どんなに契約を熱望したとしても切り替えは不可能です。基本的に電力自由化前の東京電力エリアであれば問題は発生しませんが、念のためしっかりと供給エリアを確認するようにしましょう。

本当に安くなるかをあらかじめ計算してみる

従量電灯Bの比較については確実にJCOMが安くなりますが、それ以外のケースではしっかりと確認が必要です。切り替えを実施する前に、もう一度電気代を計算してみることをおすすめします。

解約金を確認する

東京電力の2年契約の場合、解約月から2カ月以外に解約処理をすると5,000円の解約手数料が発生します。仮に2年単位の契約を結んでいた場合は、この点に十分注意してください。

まとめ

東京電力からJCOMへの切り替え時に必要な情報をまとめてきました。従量電灯Bプランの割引にインパクトがありましたね。今後ケーブルテレビの新規加入と同時に電気料金プランの切り替えも行えば、家庭内のコストを削減できる可能性が高いでしょう。ぜひ切り替え時の参考にしてみてください。

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(参照元) こちらは以下を参照しています。 (1)株式会社ジュピターテレコム、企業概要、JCOM、-、http://www.jcom.co.jp/corporate/aboutus/profile.html、2016/6/15引用 (2)東京電力エナジーパートナー、従量電灯B、東京電力エナジーパートナー、-、http://www.tepco.co.jp/ep/private/plan/old01.html、2016/6/15引用 (3)株式会社ジュピターテレコム、料金プラン(関東エリア)、JCOM、-、http://www.jcom.co.jp/、2016/6/15引用 (4)東京電力エナジーパートナー、数表でみる東京電力 > 電力供給設備 > 電源構成比、東京電力エナジーパートナー、-、http://www.tepco.co.jp/corporateinfo/illustrated/electricity-supply/generation-capacity-tepco-j.html、2016/6/15引用 (5)株式会社ジュピターテレコム、工事費・手数料、JCOM、-、http://www.jcom.co.jp/、2016/6/15引用

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