電力自由化2016/07/12

【プラン比較】auでんき vs 東京電力!それぞれの違いを大解剖!

はじめに

auでんきと東京電力はどのような違いがあるのでしょうか。電力自由化により多くの新電力が電力市場に参入している中で、電力各社を比較することによりライフスタイルに合った電力会社を見つけられるはずです。そこで、auでんきと東京電力をさまざまな面から比較して、それぞれのメリットとデメリットを見ていきます。

auでんきとは?

auでんきと東京電力を比較する上では、まずはauでんきがどのような会社を知りましょう。ここではauでんきの概要と電気料金プランについてご紹介します。

提供しているauでんきはどんな会社?

auでんきは通信事業者のKDDI株式会社が運営する、新規に立ち上げられた電力事業部門です。大手通信事業者として馴染み深い企業の一つで、名称を『auでんき』にしたところは携帯電話のauブランドの認知度、電気と電話のサービス連携を図るなどの意図が感じられるとこです。

auでんきのこれまでの電気の販売実績

KDDI株式会社は一般家庭向けの電力自由化以前に、マンション向けの一括受電サービス『auエナジーサプライ』を展開し、電力販売の実績を持っています。電力自由化で参入し、初めて電力販売を行う新電力に比べると、販売実績があるというのは一つの判断材料になるでしょう(1)。

auでんきのプラン名の紹介

auでんきが提供する一般家庭向けの電気料金プランは『でんきMプラン』というもので、既存の電力会社が販売する従量電灯A、Bプランに該当します。また、従量電灯Cに相当する『でんきLプラン』も用意されています。それぞれのプランは各電力会社と比較して、同等レベルもしくは低い電力料金単価に設定されています(2)。

auでんきと東京電力の違い

ここからはauでんきと東京電力の違いに注目して比較してみましょう。電気料金やポイントサービスの違い、auでんきがどのような電気を使っているのかなどを紹介します。

auでんきと東京電力従量電灯Bの違い

電力自由化で電力会社を切り替える際に最も気になるのが電気料金に関することではないでしょうか。ここでは、auでんきと東京電力の電気料金プランの違いから、どちらがどれだけお得になるのか考えてみます。

 
料金表の違い

基本料金については両社ともに同じ金額ですので、電力料金単価の違いについて見ていきましょう。

・auでんき 最初の120kWhまで…19.51円 / kWh 120kWh超過300kWhまで…25.99円/ kWh 300kWh超過分…30.01円/ kWh(2) ・東京電力 最初の120kWhまで…19.52円/ kWh 120kWh超過300kWhまで…26.00円/ kWh 300 kWh超過…30.02円/ kWh(3) このように、各段階で僅か0.01円ずつではありますがauでんきのほうが安くなっています。では、実際にどれくらいの違いがあるのでしょうか。  
計算結果

東京電力の発表によると、1世帯1ヶ月あたりの電力使用量は254.8kWh(4)ということですので、この数字を元に計算していきます。その結果、auでんきは約5,844円、東京電力は約5,847円で、その差は約3円という僅差になりました。各段階ごとの違いが0.01円ではauでんきに契約を乗り換えてもそれほどお得にならないという結果ですが、実はauでんきでは他の割引きサービスを用意しています。

 
こんな人はお得!

auでんきではauのスマホなどとセットでお得になる『auでんきセット割』を提供しています。このサービスを受けられるのは、auの通信機器を契約している方に限られますが、電気料金に応じて最大5%分が電子マネーのau WALLET プリペイドカードにキャッシュバックされます(5)。

auでんきと東京電力のポイントの違い

電力自由化が始まったことにより、新電力を含めて多くの電力会社で様々なサービスを行っています。ポイントサービスもその一つで、auでんきや東京電力でもポイントを得られるサービスがあります。

 
ポイントの種類の違い

auでんきが行っているポイントサービスは、先ほどの『auでんきセット割』で貰える最大5%相当分のキャッシュバックの他に、au WALLET クレジットカードで電気料金を支払うとWALLETポイントが貯まるというもの。貯まったWALLETポイントは通信機器の利用料金の支払いに使えるほか、MasterCard加盟店やWebMoney加盟サイトで使用できます(6)。対する東京電力では電気料金1,000円ごとにTポイントやPontaポイントが5ポイント貯まります(7)。auでんきはクレジットカードで、東京電力は特に制限を設けていません。

 
年間でつくポイントの量の違い

auでんきで貰えるWALLETポイントは、200円ごとに2ポイントです。一方の東京電力は1,000円で5ポイント。それぞれ1ポイント1円で利用可能ですが、年間ではそれぞれどれくらい貯まるのか試算してみます。先ほどの1世帯1ヶ月あたりの電力使用量254.8kWhをモデルケースとして、auでんき約5,844円、東京電力約5,847円で計算すると、auでんきの電気料金は年間で約70,128円、東京電力は約70,164円です。つまり、貰えるポイントはauでんきが701ポイント、東京電力は350ポイントということになり、auでんきのほうがお得であることが分かります。

 
こんな人はお得!

auでんきと東京電力のポイントにおけるさまざまな違いから、auでんきは東京電力よりもポイント還元率が0.5%上乗せされ、さらに『auでんきセット割』も含めたキャッシュバック率を考慮するとお得ということが分かりました。特に毎月の買い物や支払いなどをすべてクレジットカードで支払っている家庭にとって、ポイントがみるみるうちに貯まっていくのでお得感が増すでしょう。

auでんきと東京電力の電源構成の違い

次に、それぞれの電源構成の違いを見ていきましょう。電源構成というのはどのような発電所から生まれた電力を使っているのかということ。東京電力の場合はある程度予想できそうですが、auでんきはどうなっているのでしょうか。

 
電源構成の違い

auでんきを運営するKDDI株式会社では、2013年度から年間約11,000MWh規模のメガソーラーシステムの運用を開始しています。これは年間で約3,100戸の一般家庭を賄える容量です(8)。自社発電で間に合わない部分については明らかにされていませんが、関西電力や中国電力などの業務提携先からの発電事業者から電力を調達していると考えられ、停電などのリスク、もちろん安全性についても問題はないでしょう。一方の東京電力は関東地方を中心に、石油・石炭・LNGを利用した火力発電所を9割占め、残り1割は水力やガス、新エネルギーなどで発電しています(9)。

 
こんな人は要チェック!

電力自由化によりさまざまな新電力が参入して電力販売が行われるようになりましたが、日本国内の発電状況は火力が主になっているためCO2排出量が高まっている一方で、エネルギー自給率は約6%までに落ち込んでいるとされています(10)。現在は太陽光や風力発電の再生可能エネルギーによる発電の導入を進めていますが 、導入コストの問題や自然環境に左右されやすいなどの問題があり、結局は私たち国民の負担が増すという可能性があります。今後は徐々に原子力発電所の再稼働を含め、火力発電の効率化や火力の電源構成割合を減らしていくようですが、各新電力がどのような発電所から電力を調達するのかは注目しておきたいところです。環境、コスト、安全性など、それぞれで大事にしているところは違うでしょうから、自身が使う電気がどのようなところで作られているのかは、しっかりと確認したいですね。

auでんきと東京電力のセット割の違い

auでんきにはセット割がありますが、東京電力にもセット割があるようです。それぞれのセット割にはどのような違いがあるのか見ていきましょう。

 
セットになるサービスの違い

auでんきのセット割はKDDI株式会社単独のサービスで、電気料金の最大5%分相当がキャッシュバックされますが、東京電力の場合は他分野・他業種とのコラボレーションによるセット割を実現しています。ポイントサービス・Web サービス・家電・ガス・携帯電話など幅広い選択肢を用意されているのが東京電力の魅力の一つです。

 
こんな人はお得!

さまざまな提携先があるというのは、多様化するライフスタイルの現代にマッチしているものであり、この点において東京電力は大きなメリットがあると言えるでしょう。特にガスやインターネット接続サービスなどは暮らしに欠かせないサービスですから、これらをまとめて契約して割引きされるのは大きなメリットと言えそうです。

auでんきと東京電力の契約・解約条件

電力各社にはそれぞれ魅力的なポイントがあり、それらを確認することは大切ですが、同時に契約や解約に関する諸条件にも目を通しておきたいところです。

 
契約条件の違い

auでんきは誰でも契約できるわけではなく、電力契約する本人、または家族がau携帯電話を利用していることが前提になります。また、沖縄地域や一部離島には電力供給していないため対象外になります。東京電力の場合は関東・中部・関西電力エリアが供給地域ですので、これら地域以外は契約できません。契約期間については一年間の自動更新という点で共通しています。

 
解約条件の違い

何らかの理由で解約する場合は、auでんきは利用開始日から1年未満での解約で2,000円の解約違約金が発生します。ただ、電力提供エリア外へ引っ越す場合の解約は違約金が発生しません。東京電力は解約時に540円の事務手数料が発生するほか、プレミアムプランを契約した方が解約する際に3,000円~5,000円の解約金が発生するケースがあります。なお、それぞれの電力需給約款に違反するようなことがあれば強制的に解約させられるケースがあるのは共通しています(11)。

東京電力からauでんきへの変更方法

ここまで両者を比較してきましたが、比較によりauでんきに契約変更するにはどのようにするのがベターなのか確認しておきましょう。

注意点

メリットだけを考えて注意点に目を向けなかったばかりに後で後悔するようなことがあってはいけません。再度、基本的な部分を確認しておきましょう。

 
供給エリアを確認する

auでんきの供給エリアは沖縄県、一部離島を除く全国エリアに供給しています。ほぼ日本全国を網羅すると言っても過言ではありません。

 
本当に安くなるかをあらかじめ計算してみる

実はこれが最も重要な部分という方が多いのではないでしょうか。新電力は電気料金が安いとは言われているものの、使用する電力量によっては必ずしも安くならない家庭もあります。しかし、auでんきは上記で試算したように、セット割やポイントバックなどを含めると東京電力よりも確実に安くなると考えて良いでしょう。ただ、東京電力のセット割がどれくらい安くなるのかは要チェックですね。

 
解約金を確認する

上記の通り、東京電力は契約解約時に540円の事務手数料が必要になるほか、一部の電気料金プランでは高額な解約金が発生します。できるだけ、解約金が発生しないタイミングを待って解約したいところですね。

まとめ

電力自由化で新電力として参入したauでんきにはさまざまなメリットがあります。今後は大手通信事業者として、電力供給と連携したサービスを提供する可能性もあります。私たちの暮らしを支える大切なインフラである電力は、必ず契約するものだからこそ、電力各社もライバル他社との差別化を図り、メリットを訴えかけてくるでしょう。どの電力会社も魅力的な部分はあるはずですが、そこだけに注目せずに総合的に比較して冷静に判断しましょう。

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(参照元) こちらは以下を参照している。 (1)au エナジーサプライ | マンション一括受電サービス(個人のお客さま)、 KDDI株式会社、http://www.kddi.com/au-energy/、2016/06/14引用 (2)料金単価表 | 料金・セット割 | au、KDDI株式会社、http://www.au.kddi.com/electricity/charge/detail/、2016/06/14引用 (3)従量電灯B・C|電気料金プラン、東京電力エナジーパートナー株式会社、http://www.tepco.co.jp/ep/private/plan/old01.html、2016/06/14引用 (4)電力需要 - 家庭1軒あたりの使用量と契約電力(当社サービス区域1カ月平均)|数表でみる東京電力|東京電力、東京電力ホールディングス株式会社、http://www.tepco.co.jp/corporateinfo/illustrated/power-demand/residential-customer-j.html、2016/06/14引用 (5)auでんきの特長・メリット | auでんき、KDDI株式会社、http://www.au.kddi.com/electricity/about/?bid=we-we-sf-0052、2016/06/14引用 (6)au携帯電話、auひかりユーザー全員がトクするクレジットカード登場!|au WALLET クレジットカード、KDDI株式会社、http://www.kddi-fs.com/function/promotion/index.php、2016/06/14引用 (7)電気料金のお支払いなどでポイントが貯まる│くらしTEPCO、東京電力エナジーパートナー株式会社、https://www.kurashi.tepco.co.jp/pf/ja/pc/pub/site/point.page?、2016/06/14引用 (8)KDDI小山ネットワークセンターにおいてメガソーラーシステムを稼働開始、KDDI株式会社、http://news.kddi.com/kddi/corporate/topic/2014/02/26/111.html、2016/06/14引用 (9)当社を取り巻く状況|燃料調達の概要、東京電力フュエル&パワー株式会社、http://www.tepco.co.jp/fp/procurement/overview/situation.html、2016/06/14引用 (10)長期エネルギー需給見通し、経済産業省、平成27年7月、http://www.meti.go.jp/press/2015/07/20150716004/20150716004_2.pdf、2016/06/14引用 (11)プレミアムプラン(関東のご家庭向け)│はじまる!電力自由化、東京電力エナジーパートナー株式会社、http://www.tepco.co.jp/jiyuuka/service/plan/kanto/premium/index-j.html、2016/06/14引用

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