電力自由化2016/07/12

【プラン比較】myでんき vs 関西電力!どちらがお得になる?

はじめに

myでんきを関西電力エリアに住む人で、まだ知らない人もいるかもしれません。それもそのはず電力自由化前は関東のみで展開していました。関西電力エリアでは2016年4月からサービスを開始しています。これを機に新電力(PPS)の候補のひとつとして検討してみませんか。

myでんきとは?

エネルギー業界大手の東燃ゼネラル石油が売り出した電気のブランドが『myでんき』です。

提供している東燃ゼネラルはどんな会社?

東燃ゼネラルという社名は耳にしたことがなくても、ガソリンスタンドのエッソやモービル、ゼネラルは知っていますよね。全国で約3,400ものサービスステーションを展開するのが東燃ゼネラルグループです。石油精製を行う各地の工場に自社の発電所をもち、電力自由化前から20年にわたって事業者向けに電気を提供してきました。今後は千葉や静岡にも大型火力発電所を建設する予定があります。自社の発電と外部調達分で効率よく電力提供することで競争力のある安い電気料金に設定しています。

東燃ゼネラルのこれまでの電気の販売実績

電力の小売自由化は2000年から始まっています。当初は特別高圧といわれる大規模な工場や事業所のみがその対象でした。しだいにその範囲は広がり小規模商店や家庭以外が自由競争の場となります。東燃ゼネラルグループでも1994年から20年以上も電力の小売りに関わってきました。2015年からは法人向けの販売も開始し、工場、ビル、商業施設、事務所などの事業者を対象としています。

myでんきのプラン名の紹介

これまでの実績をもとに立ち上げた一般家庭向けの電気の新ブランmyでんき』です。myでんきは3つのプランに分けられます。

・標準プラン(定率割) 大手電力会社の一般的な電気料金プランの従量電灯にあたります。 ・たっぷりプラン月額(kWh割) 300kWh以上の電力を使えば超えた分の電気量料金単価が割安になります。 ・まとめてプラン月額(定量割) 一定の電気使用量までは電気料金が定額になります。

myでんきと関西電力の違い

myでんきと関西電力では何がちがうのでしょうか。 電気料金やポイント、セット割で比べてみましょう。

myでんき従量電灯Bと関西電力従量電灯Aの違い

一般的な家庭を想定しているのが、myでんきの従量電灯Bと関西電力の従量電灯Aです。myでんきでは電気使用量が多いほど電気代単価が高くなります。つまり、ほかの新電力(PPS)でとは逆で電気使用量が多くなくてもメリットがあるということです。

料金表の違い

例えば、関西電力を利用している人の電気代で比べてみましょう。

<関西電力の従量電灯Aプランの基本料金と従量料金> 基本料金 15kWhまで:373.73円 従量料金 15kWh超過120kWhまで:22.83円/kWh 従量料金 120kWh超過300kWhまで:29.26円/kWh 従量料金 300kWh超過分:33.32円/kWh <myでんきの従量電灯Bプランの基本料金と従量料金> 基本料金 30 A:817.13円 従量料金 120kWhまで:18.85円/kWh 従量料金 120kWh超過300kWhまで:25.13円/kWh 従量料金 300kWh超過分:29.03円/kWh
計算結果

30Aで月に300 kWh使用している家庭で実際に計算してみましょう。

・関西電力: 最低料金 373.73円 1段階 22.83円×105 kWh=2,397.15円 2段階 29.26円/kWh×180kWh=5,260.68円 3段階 33.32円/kW×0kWh=0円 電気料金は8,031.56円です。 ・myでんき(従量電灯B、30A): 最低料金 817.13円 1段階 18.85円×90kWh=1,696.5円 2段階 25.13円/kWh×180kWh=4,523.4 円 3段階 29.03円/kW×0kWh=0円 電気料金は7,037.03円です。 電気使用量がそれほど多くない家庭でも確かに安くなっています! ※燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金などは省いています。
こんな人はお得!

セット割などはややこしくてわかりにくい。シンプルな料金プランがいい。そんな人に向いています。新電力(PPS)はさまざまな商品とのセット割を利用することで電気代も下がることが多くなっています。単純に電気料金だけで比べられるので今までの電気料金と比べ安いはずです。 もし解約することになっても、セット割では電気といっしょに契約した商品の解約料金がかかることもあります。myでんきではそんなこともありません。

myでんきと関西電力のポイントの違い

myでんきでは今のところ独自のポイント制度もありません。myでんきはほかの石油元売系の新電力(PPS)会社がガソリンとのセット割を出しいてるなかで、あくまでも電気そのもので勝負しています。 関西電力では『はぴeポイント』というポイント制度を用意しています。Web上で電気料金を確認することで、『スタンプ』が押され、一定数貯まるとポイントに交換できます。

ポイントの種類の違い

関西電力のサービス『はぴみるe電』では、毎月の電気代をweb上で確認できます。さらに毎月1回ログインするごとに5ポイント貯まります。電気代でも金額に応じてポイントと交換できるスタンプがもらえます。アンケートに答えることでもポイントはつきます。紙の検針票や請求書がなくなっても、ポイントがつくことで電気料金を確認するのも面白くなりますね。ゲームや情報登録のほか、はぴeVISAカードでの支払いで1,000円ごとに5ポイントつきます。 貯まったポイントは他社のポイントへ移行したりキッチンツールやカタログギフトと交換できます。

年間でつくポイントの量の違い

myでんきではいくら使っても0です。関西電力では電気料金が月に16,000円で毎月サイトにログインした場合には1年で1,500円相当のポイントがつくとしています。ですが、そもそもそんなに電気を使わない人の方が多数派です。はぴeVISAカードでの付与率も0.5%です。ポイントだけでみると決め手になるほどの魅力はなさそうです。

こんな人はお得!

毎日の生活でポイントを意識して貯めている人ならば、毎月必ずポイントが増えていく関西電力のサービスが楽しみになります。電気代が高いほどポイントに代えられるスタンプがたくさん押されるので、アクセスごとにちょっと得した気分に。 ケイ・オプティコムやかんでんEハウスなどの関西電力グループサービスを利用している人は、さらにポイントが増額されるので貯めやすくなります。

myでんきと関西電力の電源構成の違い

自社の発電設備を持っているかどうかが電気代にも影響してきます。関西電力は原子力発電設備ももっているので、気になる人は原子力を使わない電源を選ぶのもいいでしょう。

電源構成の違い

東燃ゼネラルは自社で発電施設を持っているため、ほかの新電力(PPS)より低価格で勝負できることができるのが強みです。 グループ企業の発電設備からの提供のほかに、外部や日本卸電力取引所から調達した電力を組み合わせることでより安価で安定した品質の電力を提供することが可能となっています。

こんな人は要チェック!

原子力を使っているかいないかの違いが一番大きな点です。原子力にあま頼りたくない人はmyでんきが向いています。

myでんきと関西電力のセット割の違い

myでんきはセット割がありません。電気代そのもので勝負しているため、セットで安くしたいのであればほかの新電力(PPS)の方が向いています。

セットになるサービスの違い

関西電力ではKDDIと組みauでんきのサービスを始めています。毎月の電気料金に応じて、ポイント機能のあるauウォレットに還元します。月8,000円以上となる場合、1年間は最大で12%ものキャッシュバック率となっています。その後、最大で5%となります。貯まった電子マネーはauのサービスで使えます。 関西電力グループのケイ・オプティコムでは光回線のeo光と電気のセット割でeo電気をスタートさせています。

割引率の違い

セット割そのものがないので比較はできません。auでんきでは電気代の5%が還元されます。

こんな人はお得!

現在auを使っていて、これからも使い続ける人ならばauでんきも利用価値があります。

myでんきの特典

新電力(PPS)ではセット割が一番のサービスとなっていますが、myでんきでは反対にないことが特徴ともいえます。シンプルな料金体系にすることで、分かりやすいものになっています。

こんな人はお得!

電力自由化には興味があるものの、その複雑さに二の足を踏んでいた人にはぴったりです。解約金もないので、取りあえず乗り換えて様子をみるのも手です。

myでんきと関西電力の契約・解約条件

電力自由化ではさまざまな仕組みが変わります。新電力(PPS)での解約金もそのひとつ。事前に確認して後で焦らないようにしましょう。

契約条件の違い

1年契約で自動更新となっています。

解約条件の違い

myでんきでは途中解約しても解約金がありません。セット割もないので、電気以外のサービスでかかる違約金もありません。電気代でよその方がいいと思ったら乗り換えもらくらくです。

東京電力からmyでんきへの変更方法

myでんきは東京電力の従量電灯Bを基準として3~6%割安となる料金体系です。電気使用量が多かった家庭ほど割安になります。myでんきへの変更はホームページか郵送で申し込むだけ。今までの電力会社へ解約の届けを出す必要もありません。

注意点

契約内容や使用量によっては申込みできないケースもあります。 東京電力の場合は従量電灯Bか従量電灯Cを契約している人以外は対象外となっています。

供給エリアを確認する

東京電力エリア、中部電力エリア、関西電力エリアがmyでんきの供給エリアです。一部の地域や離島では対象外の場所もあるので、疑問があれば窓口へ問い合わせて確認を。

本当に安くなるかをあらかじめ計算してみる

思い込みで安くなると思っていても、実際は契約アンペア数の制限があったりします。一年のうちで電気の使用量も変動します。検針票を手元に置いて、電気料金比較サイトなどを利用して確かめてみましょう。

解約金を確認する

myでんきは途中解約しても解約金はかかりません。 電気代が安い新電力(PPS)の多くは解約金がかかるところが大半で、それが乗り換えへのネックともなっています。その中で解約金がかからないmyでんきはお試しにぴったりの新電力(PPS)です。 解約金以外にも電力自由化後には注意したいことがあります。web上での確認が基本となるため、今までは無料だった利用明細書や領収証の郵送も有料となります。myでんきでは利用明細書は1通100円で領収証は150円です。毎月かかることを考えれば無視できない出費です。Webサービスを有効活用するのも電気代節約のポイントです。

まとめ

関西電力や東京電力を使っていた人が利用できるmyでんき。電力自由化で新電力(PPS)に切り替えてみたいとは思っていても、料金プランの複雑さやセット割での違約金の高さに一歩を踏み出せないでいた人には、うってつけのブランドです。電気料金そのもので現状と比べられるので、実際にどのくらい安くなるかもイメージしやすくなっています。解約金も発生しないので、ハードルも低くなっています。

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