電力自由化2016/10/13

【プラン比較】ずっとも電気 vs 東京電力!どこがどう違うの?

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はじめに

ずっとも電気と東京電力は供給エリアがほぼ重なっています。そのため、両社は電力自由化の下では顧客を取り合うライバル関係にあります。電力自由化以前の東京電力エリアには他にも多くのPPSがあるため、ずっとも電気を含む数多くのPPSと東京電力の電気料金を比較する必要があります。

そんな中で、長きにわたり家庭にガスを供給してきた東京ガスのずっとも電気は、他のPPSよりも切り替えを検討しやすいPPSだと言えます。そこで、ずっとも電気と東京電力を徹底的に比較し、切り替えを検討するポイントがどこにあるのかを探ります。

ずっとも電気とは?

提供している東京ガスはどんな会社?

東京ガスとは、東京都を初めとする関東地方の主要都市部を供給エリアとして都市ガスの供給を行っている企業です。ガスの供給だけでなく、都市ガスの製造から、ガス機器の製作や販売、ガス工事まで、ガスの供給に関するあらゆるサービスを幅広く行っているのが特徴です。

2016年3月末現在の取り付けメーター数は1,139万8,000件で、ガス会社の中では日本でトップの顧客数を誇ります。(1)

東京ガスのこれまでの電気の販売実績

東京ガスでは、家庭向けの電力自由化が始まるずっと以前から企業向けの電力の供給を行っていました。実は、電力自由化は2000年3月から特別高圧の部門で始まっており、東京ガスも早い時期から大阪ガスやNTTファシリティーズとともに「株式会社エネット」というPPSを共同で立ち上げ、2002年から企業向けの電力供給を行ってきました。

東京ガスは、自らが「ずっとも電気」というPPSを始める以前から、天然ガスを火力発電用の燃料として調達するノウハウを活かして、電気の販売に参加していたのです。(2)

ずっとも電気のプラン名の紹介

ずっとも電気の電気料金プランは、「ずっとも電気1」「ずっとも電気2」「ずっとも電気3」というわかりやすい名前の3タイプです。

「ずっとも電気1」 家族の人数が多く、電気の使用量が多い家庭に向いた電気料金プランです。電力自由化以前、東京電力で従量電灯Bの契約をしていた家庭を対象としています。契約電流の単位はアンペアで、30アンペアから60アンペアの4つの基本料金の中から家庭に合うものを選ぶプランです。

「ずっとも電気2」 長時間つけっぱなしにする照明器具や、消費電力の大きい電気機器を多く使っている家庭や商店向けの電気料金プランです。電力自由化以前、東京電力で従量電灯Cの契約をしていた家庭や商店を対象としています。契約容量の単位はキロボルトアンペアで、6kVAから50kVAまでの家庭や商店が対象のプランです。

「ずっとも電気3」 電力自由化以前、東京電力で低圧電力を契約していた家庭や商店を対象とした電気料金プランです。大型のエアコンやホームエレベーターなど、動力として電気を使用する家庭や商店向けのプランです。契約電力の単位はキロワットで、0.5kWから50kWまでの家庭や商店が対象です。(3)

ずっとも電気と東京電力の違い

ずっとも電気従量電灯Bと東京電力従量電灯Bの違い

料金表の違い

「ずっとも電気1」は東京電力の従量電灯Bをターゲットとしています。30アンペアから60アンペアまで基本料金はどちらも全く同じですが、電力量料金の3段階の分け方と単価が異なります。東京電力では120kWh、300kWhで切り替わり、単価は使用量の少ない方から、19.52円、26.00円、30.02円です。(4)

それに対して、ずっとも電気1の方は、140kWh、350kWhで切り替わり、単価は使用量の少ない方から23.24円、23.45円、25.93円となっています。(5)

計算結果

ずっとも電気1と東京電力従量電灯Bの電気代の差を計算してみます。基本料金は同じなので、単価の違いだけで考えてみましょう。100kWh、130kWh、250kWh、320kWh、400kWhの5種類で計算してみます。

東京電力はぞれぞれ1,952円、3,380円、6,500円、9,606.4円、12,008円(4)、ずっとも電気はそれぞれ2,324円、3,021.2円、5,862.5円、7,504円、10,372円(5)となりました。

こんな人はお得!

電気の使用量が極端に少ない家庭であれば東京電力の従量電灯Bが得ですが、130kWhの時点でずっとも電気1の方が安くなり、電気の使用量が大きくなるほど差が広がることが実際に計算してみてわかりました。

ですから、1か月に120kWhを超えて電気を使用する家庭ならずっとも電気1の方が得になります。そして、電気の使用量が多くなればなるほど得する金額が大きくなります。

ずっとも電気と東京電力のポイントの違い

ポイントの種類の違い

ずっとも電気と東京電力ではポイントサービスの内容が異なります。ずっとも電気のポイントはずっとも電気オリジナルのパッチョポイントです。(6)東京ガスの各種サービスが対象となり、貯まったポイントは好きなプレゼンとに交換できるだけでなく、Tポイント、Pontaポイント、dポイント、Rポイント、WAONポイントといった各種提携ポイントに交換することも可能です。

それ対して、東京電力ではTポイントかPontaポイントのいずれかを選んでポイントを貯めることになりますが、電力自由化後の新しい電気料金プランを選び、あらかじめ登録した場合に限ります。(7)

年間でつくポイントの量の違い

東京電力ではTポイントとPontaポイントのいずれを選んだ場合でも電気料金1,000円につき5ポイントです(7)が、ずっとも電気のパッチョポイントは電気料金1,000円につき15ポイント付きます。(6)ですから、同じ電気代を払った場合、ずっとも電気の方がポイントが3倍付くことになります。

こんな人はお得!

ポイントに関しては、どんな人でもずっとも電気の方が得になります。特に、東京電力でポイントが貯められるのは電力自由化後の新しい電気料金プランだけですから、従量電灯B・Cで契約している場合はPPSを検討するきっかけにもなるでしょう。

東京ガスで電気とガスの両方を契約するとポイントが貯まりやすく、TポイントやPontaポイント以外のポイントサービスを利用している人にも得があるという点でポイントに関してはずっとも電気に軍配が上がります。

ずっとも電気と東京電力の電源構成の違い

電源構成の違い

東京電力の電源構成は、2014年の実績で、45%がLNGおよびLPG、16%が石油、5%が石炭のため火力発電が中心です。残りの部分は水力が15%、原子力が19%その他が5%となっており、再生可能エネルギーの導入はあまり進んでいません。(8)一方、東京ガスの電源構成比は、ほぼ100%がLPGによる火力発電です。(9)ただし、1%未満ですが風力発電も導入を進めています。

こんな人は要チェック!

電力自由化以前の東京電力エリアの場合、原子力発電に抵抗のある人がいるかもしれませんが、家庭に送られてくる段階ではどのように作られた電気かという区別がつきません。ですから、それぞれの電力会社やPPSの電力構成を比較して、納得のいく電源構成のPPSを選ぶという選択方法もあるでしょう。

ずっとも電気と東京電力のセット割の違い

セットになるサービスの違い

東京電力の場合、東京電力の電気と提携企業のLPガスや携帯電話、通信サービスとのセットで、提携企業の料金が割引になるというセット割が用意されています。(7)

それに対して、ずっともガスは都市ガスとのセットで基本料金が割引になり、電気、ガスに加えて提携プロバイダとNTTの光回線を利用すれば、トリプル割として、インターネットと光回線のもともとの割引にプラスして最大で年間3,800円も通信費が割引されます。(3)

ずっとも電気と東京電力の契約・解約条件

契約条件の違い

ずっとも電気と東京電力の契約条件の違いはほとんどありませんが、しいて挙げるとすれば、ずっとも電気は電力自由化以前の従量電灯に当たるタイプの電気料金プランしかないため、オール電化や自家発電で売電を行っている家庭は契約できないという点になるでしょう。

また、契約アンペアが10アンペアから20アンペアの電気使用量が少ない家庭が契約できるプランは東京電力の方にしかありません。それ以外の契約条件はほぼ同じです。

解約条件の違い

東京電力も東京ガスもそれぞれ解約申し込みをすれば解約が可能です。どちらも基本的に解約による解約金は発生しません。

東京電力からずっとも電気への変更方法

注意点

供給エリアを確認する

ずっとも電気は東京ガスのPPSですが、供給エリアは都市ガスの供給エリアとは異なり、電力自由化以前の東京電力のエリアをほぼカバーしています。ただし、電力の一括契約をしている集合住宅や離島などは対象外です。(10)

本当に安くなるかをあらかじめ計算してみる

東京電力からずっとも電気に切り替えを検討する場合は、あらかじめどれだけ安くなるか計算してみることが大事です。幸い東京電力とずっとも電気は基本料金が全く同じです。過去の電力使用量を確認して、120kWhを超えていれば得になるはずですが、どれくらい安くなるかを確認してみると、手続きが面倒でも切り替えた方がよいと感じるかもしれません。

また、ポイントがどれくらい付くかも確認してみると、電気代以外でも得が大きいことがわかるでしょう。

まとめ

ずっとも電気は東京電力の電気料金と比較しやすく、切り替えも検討しやすいPPSです。特に都市ガスと併用している家庭ではメリットが大きいため、一度どれくらい金額が変わるか確認してみた方がよいでしょう。

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(参照元)
こちらは以下を参照している。
(1) 東京ガス/TOP > 企業情報 > 会社案内 > 会社概要(2016年6月14日引用) http://www.tokyo-gas.co.jp/Annai/kaisha/index.html
(2) 東京ガス/東京ガスTOP > 東京ガスの電気 > 電源について > 安心の実績(2016年6月14日引用) http://power.tokyo-gas.co.jp/source.html
(3) 東京ガス/TOP > 東京ガスの電気 > 料金・サービス(2016年6月14日引用) https://request.tokyo-gas.co.jp/power/req/service.html
(4) 東京電力/東京電力エナジーパートナー > ご家庭のお客さま > 従量電灯B・C(2016年6月14日引用) http://www.tepco.co.jp/ep/private/plan/old01.html
(5) 東京ガス/TOP > 個人(ご家庭)のお客さま > 電気 > 電気料金 > 料金単価表(2016年6月14日引用) http://home.tokyo-gas.co.jp/power/ryokin/tanka/index.html
(6) 東京ガス/東京ガスTOP > 東京ガスの電気 > パッチョポイント(2016年6月14日引用) http://power.tokyo-gas.co.jp/point.html
(7) 東京電力/はじまる!電力自由化>料金プラン(2016年6月14日引用) http://www.tepco.co.jp/jiyuuka/service/index-j.html
(8) 東京電力/数表でみる東京電力 > 電力供給設備 > 電源構成比(2016年6月14日引用) http://www.tepco.co.jp/corporateinfo/illustrated/electricity-supply/generation-capacity-tepco-j.html
(9) 東京ガス/TOP > 東京ガスの電気 > 電源について(2016年6月14日引用) http://power.tokyo-gas.co.jp/source.html
(10) 東京ガス/東京ガスTOP > 個人(ご家庭)のお客さま > 電気 > 東京ガスの電気供給エリア(2016年6月14日引用) http://home.tokyo-gas.co.jp/power/userguide/area.html

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